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旬のポジション:メディカルライティング
【 メディカルライティングとは、データ元と読み手のコミュニケーションをスムーズに運ぶ橋渡し役です 】
メディカルライターが文書を書く目的は、科学的根拠のある医薬品情報をタイムリーに、かつ正確に読み手に伝えることにあります。

社内データ元(上司、研究者や開発マン、統計家)と読み手(厚生当局、医師や看護師、患者さん)の間で、いわば、コミュニケーションの橋渡し役をすることがメディカルライターの仕事です。

まず社内担当者に対しては、
「文章力、サイエンス、統計、薬事、コンピュータの知識」
「調整力と強いリーダーシップ」
「何が起こっても対応できるよう、あらゆる可能性に備えておける臨機応変な対応力」
を持っていないと仕事になりません。
そして、「愛想」と言う調味料も少々・・・。

次に、例えば概要書ですが、資料概要と治験薬概要書とでは読み手が異なります。

資料概要を読むのは、当局の専門家。
書いた本人にもわからないような下手な文書でも、超難しい話でも理解してくれます。
ただし、ハードルは非常に高い。
あなたは当局専門家の要求を満足させるだけの文書を書けますか?

治験薬概要書やプロトコールを読むのは、医師や看護師。
下手な文書は理解できません。難解な文書は読む気がしません。
唯一の情報源である概要書の出来が悪いと、医療事故を起こしてしまうのが落ちです。
治験を無事に推進させるためにも、せめて、好感を持たれる文書を書きましょう。

では、患者さんの同意説明文書は?
プロトコールを「です/ます」調に書き換えただけで済ましているあなた、失格です。
当局や医師に読んでもらう文書と中身が同じでは、患者さんには理解不能です。
患者さんと適切なコミュニケーションを取るライティングは、・・・超難しいですよ!
【 それでもこんな会話がどこの企業でも・・・、ご安心を! 】

「この文書、フォントがそろっていないよ」
「数字が全角だよ」
「およびって、漢字なの? 平仮名なの? 同じ文中に両方あるとまずいでしょ」
「in vitroはイタリック体ですね」
「以上を more than と訳してはダメだって言ったでしょ」
「最大耐用量と最大耐容量、どちらかに統一しないと」
「Phaseのpは大文字、それとも小文字?」
「それじゃあ、P値のpはどちら?」

こんな話が出てくるのは、書式や表記を標準化していないから。
ICHや学会で規定された用語を知らない、レベルに???の付く開発担当者も多々存在しているのが現状です。
【 仕事に受け身でいると、メディカルライターにはひたすら忍耐の日々が続きます 】

「悪いけどさ、それ使っている暇がないんだ」
「ざっと書くから、テンプレートに組み込んで、適当に修正して文書を完成させてよ」

文書は文書のプロが書け、ですね。
承知しました。期待されているうちが華です。頑張りましょう。

でも、すぐに行き詰まります。
最終責任を負う開発部には、文章力のない、時間にルーズな猪突猛進タイプばかり。
世間のルールなどお構いなし、感謝の気持ちもなし、信じるのは己の力だけ。

「お前、この化合物のこと、全然わかってないな」
「今までの経験から、ここはこれでいいんだ」
「何も知らないくせに、文句を言うな」

年下で経験の浅いライターは、力関係から、どうしても反論できません。
言いたいことも言えず、心で泣きながら、言葉を飲み込むしかありません。

「・・・この用語、CTD用語と違うんですけど」
「・・・勝手にプロトコールを修正されると、こっちとの整合性が取れなくなっちゃう」
「・・・プロトコール逸脱ばかりじゃないですか。こんなの使えませんよ」
「・・・どこから見ても負けているのに、どうやって同等性を示せと言うの?」
「・・・文書最終化の予定日は明日ですよ。早くデータを出してよ」

仕事に受け身でいると、メディカルライターにはひたすら忍耐の日々が続きます。
現状を打破するためには、月から太陽へ、立場を変えるしかありません。
【 さあ、プロジェクトの真のリーダーになりましょう 】

あなたの書く文書が当局へ提出され、世間に公開され、会社の顔になることを忘れてはなりません。
プロジェクトへ積極的に関与しましょう。真のリーダーはあなたなのです。

せっかくですから、最高の品質の文書を作成しましょう。
真のリーダーであるあなたが、会社のお偉方や小うるさい同僚に手伝わせるのです。
痛快じゃありませんか!
【 そして、社内を明るく輝かせる「ライター」になりましょう 】

あなたひとりで文書は完成できません。
社内担当者にしっかり仕事をさせることこそ、あなたの仕事です。

あなた自身が信頼に足るだけのスキルを持っていないと、誰も動いてくれませんよ。
えっ、自信がない?・・・そんなあなたにはメディカルライターとなる資格はありません。

努力もせず、苦労もなく、文書の材料が自然にお膳立てされると思っている人は、
塾の先生にでもなることをお勧めします。

あなたを中心にして、あなたが動いて、会社も動くのです。
あなたが輝いてこそ、会社も輝くのです。

月の立場で甘んじてはいけません。太陽となることを目指してください。
会社の中心で輝き、社内を明るく輝かせる「ライター」となってください。期待しています。


旬のポジション:メディカルライティング
執筆者 Y氏 プロフィール


40代後半 国立大学 薬学部卒 修士
新卒入社の外資系製薬企業の臨床開発部、薬事部で活躍。
2005年、事情により同企業を退職。
同時に製薬パイプライン/メディキュービックを介して転職活動を開始。
そのキャリアとポテンシャルが高く評価され、2006年4月に某外資系製薬企業にメディカルライティング部長のポジションで採用。
現在、やりがいと大幅な年収アップの環境下で活躍中。
※このメディカルライティング部長の下で、現在、スタッフを募集中です。ご希望の方はこちらからご登録下さい。
 
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